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お役立ち情報

◆「もったいない運送」◆

▲吉田屋の「もったいない野菜」。形が悪くてもおいしい

 引越しなどの際に捨てられる家具や家電、形が悪くて廃棄される野菜など、身の回りにはゴミにするには惜しいものはたくさんある。こうした資源を生かそうと「もったいない運送」を展開しているのが、島根県大田市の旅館「吉田屋」の若女将、山根多恵(26)さんだ。

 きっかけは隣県の知り合いから夏ミカンの収穫をする人手が足りず、腐りそうだとの連絡を受けたこと。早速、旅館スタッフと出向いて収穫し旅館の風呂に浮かべたところ、宿泊者から好評を博した。知人に呼びかけたところ、ほかにもまだ使える古畳や自転車、車イスなどがあると情報が寄せられたことから、ボランティアを募って不用品を集める「もったいない運送」を始めた。ちなみに古畳は学校の柔道場が再利用し、自転車は旅館のレンタル自転車に生まれ変わったという。

 味が変わらない規格外の野菜も「もったいない」ものの一つ。農家では成長し過ぎたり、形が悪かったりした野菜は出荷せず、畑の隅に廃棄していた。そこで山根さんは旅館の食材として買い取り、社会教育施設の給食用に販売を始めた。トマトやかぼちゃ、きゅうりなど、これまでは捨てていた野菜のアウトレット買い取り額は毎月20〜30万円と農家の新たな収入源に。今後は野菜を加工する工場も設けるつもりだそうだ。

 身の回りの「もったいない」に着目して解決するこの取り組み。農村だけでなく、日本全国でお手本にしたいものだ。

 吉田屋のホームページはhttp://www.lets.gr.jp/yoshidaya/

(グローカルネイバーフッド代表 後藤浩成)
2007/7/14(土)日本経済新聞(夕刊)「グリーン通信」掲載
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