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◆環境ローンでフナ守る◆

▲琵琶湖に放流されるニゴロブナの幼魚(滋賀県水産振興協会提供)

 国内最大の湖でる琵琶湖。多様な生物の宝庫だったが、主としてブラックバスなどの外来種の増加により、ニゴロブナなど湖に生息する固有種は大幅に減ってきている。

 ニゴロブナは、日本最古の鮨(すし)である「ふなずし」の原料としても知られる。1970年代後半から80年代、年間の漁獲量は約600〜1,000トンあったが、現在では100トンまで減少。県が幼魚を放流することでかろうじて維持しているのが現状だ。

 そこでニゴロブナの復活を目指し、滋賀銀行がユニークな環境ローンの取り扱いを開始した。それが「カーボンニュートラルローン未来よし」という商品だ。

 既に滋賀銀では個人、事業者向けに4つの環境ローンを用意しているが、このうち「太陽光発電システム」を導入することでこのローンが利用できる。装置導入による二酸化炭素(CO2)削減効果分を現状では「EU排出権取引価格」を参考に金額換算。同額分を銀行側が、滋賀県水産振興協会(草津市)のニゴロブナ放流事業に拠出する仕組みだ。

 利用者には従来のローンの優遇金利幅(0.2〜1.2%)に加え、さらに0.1%金利を優遇する。環境面だけでなく、経済的にもメリットがある。

 同行ではこのローンの導入により、今年度、約3万匹の幼魚を新たに放流できると見込んでいる。琵琶湖の環境保全が、「ふなずし」という伝統の食文化を守ることにもつながる。環境ローンは、湖面に広がる波紋のように、豊かな生活を守る原動力として広がりそうだ。

(グローカルネイバーフッド代表 後藤浩成)
2007/5/12(土)日本経済新聞(夕刊)「グリーン通信」掲載
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