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◆間伐材で家づくり◆

▲間伐材でできたパネルをくみ上げる

 日本は国土の約7割を森が占める森林国家だ。ただ、間伐が十分でないため荒廃が問題になっている。森を守るためには、間伐した材木を様々な形で活用する工夫が必要だ。

 間伐材の需要増に一役買いそうな商品を見つけた。産業機械製造の日高機械(石川県志賀町)による木材パネル工法「ボアズ」がそれだ。山林の間伐材を有効活用しようと、森林経営の水鍬(三重県熊野市)と共同で事業展開している。

 柱や壁、床、天井に至るまでスギやヒノキの間伐材から作ったパネルを組み立てる点がこの工法の特徴。長さ8〜12メートル、15センチ角以上の木材をかんぬきとボルトでつなぎ合わせてパネル状にする。このパネルを組み立てて家を建てるため、工期も在来工法などに比べて短くて済むという。パネルには接着材などを使用しておらず、環境にも優しい。

 木材には「新月伐採木」を活用。冬場の新月の時期は木が水や養分をほとんど吸い上げない「休眠状態」となるため、反りやくるいが生じにくくなるといわれる。奈良時代から宮大工たちによって受け継がれてきた知恵だそうだ。仕様にもよるが、価格は3.3平方メートルあたり約80万円から。約20平方メートルほどの広さの家を建てる場合、250本ほどの木材が使われる計算だ。

 日本人は木と親しんできた。木を無駄なく使う工法を編み出せたのも、この遺伝子によるものかもしれない。環境保全のためにも間伐材を使った家づくりに注目したい。

(グローカルネイバーフッド代表 後藤浩成)
2007/2/10(土)日本経済新聞(夕刊)「グリーン通信」掲載
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