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◆カエルが生存の危機?◆

▲カエルは生態系の一部

 以前、子どもにせがまれて近所のペットショップをのぞく機会があった。驚いたのは、私が子どものころは図鑑や博物館でしか見られなかった、海外の珍しい亀や昆虫が並んでいたことだ。

 動植物は長い年月をかけて生まれた土地の環境に適応していく。異国で本当に飼えるのかと疑問を覚えた。

 その時の違和感を思い出させる出来事が起きた。外国から輸入されたペットのカエルが「カエルツボカビ症」に感染して死んでいたことが判明したのだ。ツボカビ症は人に感染する恐れはないが、両生類の皮膚に菌類の一種がとりつく病気。呼吸を困難にさせ、致死率が高く伝染力も強い。

 環境保護団体の世界自然保護基金(WWF)ジャパン(東京・港)は1月中旬に緊急事態宣言を発表した。カエルが大量に死亡すれば影響は甚大だ。カエルを捕食してきたヘビや鳥の餌が不足する一方、カエルが食べてきた虫類が増える。生態系の微妙なバランスが崩れ、害虫の大量発生など、農業への影響も懸念される。

 カエルを飼っている人は異常がみられたら、すぐに動物病院や専門研究機関に連絡してほしい。死骸や水槽の水をむやみに捨てないなどの注意も必要だ。海外から動植物を輸入する際には、生態系に配慮するのが自然へのマナーでもある。海外ペットの野放図な輸入を見直すきっかけにしたい。

(グローカルネイバーフッド代表 後藤浩成)
2007/1/27(土)日本経済新聞(夕刊)「グリーン通信」掲載
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