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◆都会に里山を再現◆

▲「新・里山」では棚田で稲作も

 日本有数のビジネス街として知られる大阪・梅田の「新梅田シティ」の一角に、広大な里山が出現して注目を集めている。その名も「新・里山」。積水ハウスが7月下旬、同社を含め複数の企業が保有する約8,000平方メートルの元公園を造成した。

 敷地内にはコナラやクヌギなどを中心とする雑木林や竹林のほか、コメ作りをする棚田や野菜畑などを配置。高層ビルから吹き降ろす風を自然界の強風にみたて、防風林の役目を果たす小さな鎮守の森も組み込み、約200種類の植物を植えた。

 近県の休耕田から田んぼ用の土を客土したおかげで、この夏にはオープン前からさっそくカブトエビなどが発生。トンボも飛び交い、夜ともなればカエルの大合唱がビル群に響いたとか。蝶(チョウ)を呼ぶ「花と蝶の庭」には地元の高校の生徒たちが学校のビオトープ(生物生息空間)で育てた植物など植えた。

 現状では同社社員のボランティアを中心に、月一回の頻度で雑木林の下草刈りなどの手入れをしたり、田畑で野菜や稲を作ったりしている。地域住民にも呼びかけ、秋にはサツマイモなどの収穫祭、正月にはもちつきも予定しているという。

 「新・里山」には24時間、誰でも自由に入れる。自然を通じた環境学習の場としても十分に使えそうだ。日本人が豊かな自然と折り合いをつけて暮らしてきた里山。街にポッカリと出現した人工里山は、都市部の気温が高くなるヒートアイランド現象の緩和にも一役買うだけでなく、都会と自然の新たな結びつきの姿を提示してくれる。

(グローカルネイバーフッド代表 後藤浩成)
2006/9/16(土)日本経済新聞(夕刊)「グリーン通信」掲載
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