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◆脱石油めざすタイヤ◆

▲側面が受ける空気抵抗も抑えた

 自動車のタイヤは燃費性能を大きく左右する重要なパーツ。しかし、原材料のなかで約6割を石油資源に頼っている。消耗品だけに、できるだけ石油に依存しないタイヤを車にはかせたいものだ。

 住友ゴム工業では原料などの脱石油化をめざしたエコタイヤ「エナセーブES801」を今年3月に発売した。

 タイヤの主原料であった合成ゴムをゴムの木から採れる天然ゴムに替えたほか、ゴムの補強剤に配合しているカーボン(炭素)を天然のケイ砂から作るシリカに変更するといった工夫をした。石油以外の原料の比率を現段階で70%にすることに成功。2年後には97%まで高める予定という。

 燃費を良くする工夫もぬかりない。タイヤが路面にあたる部分の溝のデザインを変更したほか、タイヤ側面が受ける空気抵抗を少しでも減らすため、溝が全くない部分を設けるなど、工夫を凝らしている。

 オープン価格だが、実勢はおよそ1万5千円ほどのようだ。同社開発の低燃費タイヤに比べて2割ほど高めだが、燃費向上効果も長い目で見れば期待できるとしている。

 同社の試算では、世界中で1年間に生産されるタイヤは約10億本にのぼり、仮にすべてのタイヤをエナセーブと同じ材料構成にした場合、21億〜26億リットル分の石油を使わずに済むという。環境にとっては大きな追い風。必ずしも石油に頼り切らない車社会に向かって、徐々に加速がついてきた気がする。

(グローカルネイバーフッド代表 後藤浩成)
2006/5/6(土)日本経済新聞(夕刊)「グリーン通信」掲載
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