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◆CO2減らし、いちご栽培◆

▲久世矢谷農園では「カーボンオフセットいちご」を育てる(岡山県真庭市)

 食卓に彩りを添える春の味覚、いちご。ビニールハウスでの温室栽培が当たり前となっているが、ハウス内を温めるために重油をボイラーで燃やす必要があり、実は環境への負荷が大きい。岡山県真庭市の特定非営利活動法人(NPO法人)、21世紀の真庭塾では環境コンサルタントの中央青山PwCサステナビリティ研究所と協力し、環境に配慮したユニークないちご栽培の実験をはじめた。

 当地は製材所が集積しており、大量の「おがこ」など木材くずが発生していた。従来は産廃として処理していたが、木くずを固形燃料(ペレット)にすることで専用ボイラーの熱源として利用できるようになった。また、もともと炭素を抱え込んだ木材を燃やす分には炭素循環の一部と考えられるため、地球上の二酸化炭素(CO2)を増やさずに済む。炭素を相殺するのに近いことから、「Carbon Offset(カーボンオフセット)いちご」と名付けられた。

 地元農家で参加したのは久世矢谷農園。約400平方メートルのビニールハウスの脇に専用のペレットボイラーを設置。夜間外気が氷点下になっても室温は5度を下らないように設定。11月下旬からの2ヶ月間で計算上は重油ボイラーに比べ、約1.2トンのCO2が削減できたという。

 収穫されたいちごは市場に出荷されるほか、地元のレストランやケーキ店でも使われているとか。CO2削減という隠し味の果物は地球にも体にも優しいはずだ。

(グローカルネイバーフッド代表 後藤浩成)
2006/4/22(土)日本経済新聞(夕刊)「グリーン通信」掲載
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