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◆森の余り物からエコ畳◆

▲細かく砕いた杉の樹皮の板を入れ、抗菌・調湿性をもたせた

 和室に欠かせない畳。最近は住宅の気密化の影響で中身にわらを詰めた昔ながらの畳はダニやカビ繁殖の温床となりかねないなどの理由で、発泡ポリスチレン製にとって代わられる傾向にあった。一方で発泡ポリスチレンは調湿性に劣り、使用後の処理など環境面にもマイナス。現代にマッチした畳がなかなかなかったといってもよい。

 こんな矛盾を解決するかもしれないのが、製材を手掛ける親和木材工業(岐阜・各務原)が県内の異業種交流グループ「イチイプロジェクト」と共同開発した「エスウッド畳」だ。

 畳床に採用したのは間伐された杉の樹皮。これまでは製材後、焼却処分されてきた森の余剰物だったが、チップにし板状に固めて畳の底部に使った。さらに杉の樹皮に抗菌作用のあるタンニンが含まれることに着目。畳表の端材と樹皮を混ぜ、抗菌・調湿作用を損なわず強度も兼ね備えた板を開発し、重ね合わせた。わら床の畳以上に調湿性と耐久性を備えているほか、ホルムアルデヒドなど揮発性有害物質の心配もないという。値段は一畳当たり2万1,600円から。

 樹皮から作った板材は、廃棄処分する際は加工して、再び畳床の原材料の一部に使えるという。森の余剰物を循環システムに組み込んでしまうエコ畳の可能性に期待したい。ホームページアドレスはhttp://www.ichii.ne.jp/html/information2.html

(グローカルネイバーフッド代表 後藤浩成)
2006/2/18(土)日本経済新聞(夕刊)「グリーン通信」掲載
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