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お役立ち情報

◆ダムの流木から化粧品◆

▲流木から採取した木酢液を利用している

 周辺の森からダム湖に流れ込む大量の流木。取水口に近づいたものは除去が必要な厄介者だが、これらを有効利用した化粧品が登場した。

 Jパワーの関連会社、エピュレ(東京・江東)が販売しているのは、流木の木酢液から作った基礎化粧品や入浴剤。木酢液は流木を炭化する際に出る煙から取れる。原液にはタンニン・ポリフェノールなど、保湿効果などがある数百の成分が含まれるという。

 グループ会社が開発にあたり、有効成分を残したままで、メタノールやホルマリンなどの有害物質を取り除くのが課題だった。ろ過などでタールは除去できるが、肌に有害といわれるメタノールなどは微量ながら残ってしまう。同社はこれらの有害物質を除去する技術を独自に開発し、製品化にこぎつけたという。

 販売しているのは洗顔料や乳液などの化粧品、せっけんなど全部で19種類。価格は木酢液独特のツンとするにおいを抑えた「湖樹の雫(しずく)フェイスクレンジングクリーム」が120g入り2,400円。同社は今後、飲料や薬品まで商品化の幅を広げる予定だ。
 流木の量はJパワーが全国に保有する約50のダムで年間約1万立方メートルに上る。これまでは木炭やチップにして利用を進めていたが、さらに付加価値をつけて商品化した。

 元はダム湖の厄介者対策がきっかけとなったエココスメ。暮らしに役立てるため、森が作り出した成分を最大限に引き出すこの取り組みに学ぶところは多そうだ。ホームページはhttp://www.epure.co.jp/

(グローカルネイバーフッド代表 後藤浩成)
2006/1/7(土)日本経済新聞(夕刊)「グリーン通信」掲載
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