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◆生態系保護、琵琶湖に学ぶ◆

▲釣った外来魚を買い物券と交換

 日本最大の湖、琵琶湖の水中生物を外来魚から守ろうという取り組みが、成果を上げている。

 滋賀県は2003年、琵琶湖で釣り上げた外来魚を所定の引き換え場所に持ち込むと、500gにつき50円相当の買い物に使える「ノーリリースありがとう券」1枚と交換する取り組みを開始。夏季中心に3年間実施したところ、回収量は約56トンに達した。

 県の03〜04年の調査によると、琵琶湖大橋以南に生息する魚類の約9割をオオクチバスやブルーギルといった北米原産の外来魚が占めた。肉食や雑食の外来魚はニゴロブナやスジエビなどの在来種をエサとするため、在来種は絶滅の危機にひんしていた。

 そこで県が始めたのが、漁業者に網で魚をさらってもらうと同時に、釣り人にもノーリリースを呼びかける取り組みだった。これらが功を奏し、2002年に推定3000トンいた外来魚は1800トンまで激減。釣り人が貢献した量は全体でみると少ないが、自然の生態系を守る意識を高めるのに一役買ったのではないだろうか。

 回収された外来魚は粉末状にして鳥のエサなどに加工されているほか、紙製品メーカーの鈴木松風堂(京都市)は炭化して「ブラックバスの炭」として販売している。8g2個入りで315円。ホームページアドレスはhttp://www.kyo-rojishop.com/recycle.phtml

 カミツキガメやアライグマなども各地でトラブルになっているが、外来種を輸入し、悪役に仕立ててしまったのは人間の方。生き物に罪はなく、自然の生態系を取り戻すのは人間の役割のはずだ。

(グローカルネイバーフッド代表 後藤浩成)
2005/10/15(土)日本経済新聞(夕刊)「グリーン通信」掲載
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