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お役立ち情報

◆絹の成分から化粧品◆

▲保湿成分などを粉状に精製することで環境への負荷を半減

 着物やスカーフ、肌着などに用いられる絹。その風合いや使用感は化学の力ではまねできない自然界からのかけがいのないプレゼントだ。

 一方、絹製品をつくる過程では反物の状態で繊維をほぐし、チリ落としのために湯で洗浄する「精練」作業が避けて通れない。その際洗い落とされるそば湯状の液はたんぱく質を豊富に含むもののこれまで使い道がなく、河川の汚染防止のためエネルギーをかけて浄化処理されてきた。

 この液体に着目したのが繊維メーカーのセーレン(福井市)。精練に従事する人の手がいつもみずみずしく保たれているのをヒントに、7年前から精練処理水を利用した化粧品づくりに取り組んできた。

 数段階に及ぶろ過や特殊な精製工程を経て、化粧品の生命線ともいえる保湿成分などを抽出し、粉状の「セリシン」に精製。このセリシンのほかに様々な天然成分を配合して開発した製品はクリームや乳液など3シリーズ・21アイテムにのぼる。例えば無香料・無着色の保湿クリームはバラ科植物のワレモコウやナッツ油などを配合し、33グラムで3,990円となっている。

 粉状のセリシンに精製することで環境への負荷が半減するなど波及効果も十分。容器がリサイクルできないのが少し残念だが、絹の有効成分を見いだし、自然界からの賜物(たまもの)をとことん使い尽くすこの商品は人も環境も美しく保つエココスメといえるだろう。

(グローカルネイバーフッド代表 後藤浩成)
2005/2/5(土)日本経済新聞(夕刊)「グリーン通信」掲載
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