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◆クラプ活動で森を守る◆

▲鉛筆立てや木製ベンチなど創部7年で手がけた作品は1300を超す

 日本の国土の約7割をおおう森林。しかし安価な外材に押され、多くの山は間伐などの管理が行き届かず荒廃が進んでいる。山の荒廃は自然災害の引き金にもつながりかねないだけに深刻な問題だ。

 山から切り出される間伐材などをとことん有効利用しようと、ユニークな活動をしているのが三重県いなべ市立大安中学校のテクニカルボランティア部(部員11人)だ。形や大きさがまちまちの丸太のくせを読み、鉛筆立てから大型の木製ベンチまで作り出す。デザインは部員の話し合いで決め、運動会の優勝トロフィーなど学校行事で必要なものも作製。創部7年で手がけた作品は1,300を超し、有効利用した廃材は丸太に換算すると1,000本は下らないという。

 ベンチは近隣の小学校や福祉団体に寄贈するだけでなく、要望に応じて一脚2千―5千円で販売。売り上げの一部は水不足に悩む海外の井戸掘りや熱帯雨林保護活動に寄付をするなど世界にも貢献している。また作業で出た端材や木くずもキャンプ用の燃料や植え込みの雑車抑えに用いるなど、ごみゼロを心がけている。

 活動はものづくりにとどまらない。植林のほか地元の山林業者との交流や木工教室の指導ボランティアに出向くなど環境活動は広がっている。顧問の出口省吾先生は「部員の多くがものを大切にするようになった」と胸を張る。

 自然と触れあい、ものづくりの大変さを経験できるのが、このクラブのだいご味といえる。一つ一つの作品に込められた環境への熱い思いが日本の森にも届くことを願わずにはいられない。

(グローカルネイバーフッド代表 後藤浩成)
2005/1/8(土)日本経済新聞(夕刊)「グリーン通信」掲載
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