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◆過熱都市を冷ますには◆

▲不凍液を入れるチューブを地中の杭の中に入れ、冷気をつくる

 気象庁の統計によれば東京の年間平均気温はこの100年で3度も上昇しているという。二酸化炭素(CO2)などを原因とする地球温暖化の気温上昇は約一度というから、それを上回る勢いだ。

 大都市の温度上昇は緑地の減少やエアコンの室外機などから放出される熱が主な原因。寝苦しい夜ともなればエアコンに頼らざるを得ないのが現状だが、これが熱を放出し結果として温暖化に拍車をかけるという悪循環を生み出している。こうした悪循環を断ち切るきっかけになりそうなのが、ハウスメーカーの旭化成ホームズ(東京・新宿)が今月から発売する「地中熱利用冷暖房システム」だ。

  同社では深さ3m以上の地中温度が年間を通じて15度前後に保たれていることに注目。家を支えるために埋め込む鋼管くい(直径20cm・長さ10m前後)を駐車場スペースなどに1.2m間隔で埋め込み貯水。この中に不凍液を注入したステンレス製チューブを張りめぐらし循環させることで不凍液の温度を15度に安定させる。冷房の場合、熱交換器でさらに温度を下げて冷風をエアコンから出す仕組みで熱風が放出されない。

 設置費用はエアコン4台と40畳分の床暖房のユニットで約360万円とかなり高めだが、ガス温水床暖房などを使った同様のユニットに比べればCO2排出量、光熱費とともに約4割削減できる。

 熱せられた都市を冷ますきっかけを地中に求めることは一つの知恵。ただ、自動車やエアコンの利用を出来るだけ控えるという心構えは忘れたくないものだ。

(グローカルネイバーフッド代表 後藤浩成)
2004/7/3(土)日本経済新聞(夕刊)「グリーン通信」掲載
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