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◆雲の上からのメッセージ◆

▲大気観測装置

 地球温暖化の原因である二酸化炭素(C02)の排出量削減が思うように進まない。ライフスタイル見直しなどが声高に叫ばれながらも、あちこちで氷河が解け出し、南太平洋などの小さな島国には沈没の危機にひんしているところもある。深刻さを増す温暖化への対策は待ったなしの状況だ。

 まず「献」であるC02の実態を把握し、的確な温暖化対策を進めてもらおうという取り組みを続けているのが、日本航空の関連団体、日航財団(東京・品川)。1992年から月2回、日航の豪州―成田便でC02濃度を定点観測している。専用の機器を搭載、飛行ルート上の12カ所で、高度約1万bの地点の空気を採取して到着後に分析する。これまでの調査では、北半球の中緯度地域から排出されたC02は、そのまま上昇し、気流に乗って南下することが明らかになった。

 この結果を基に推察すると、正月に日本国内で発生したC02は、3月にパプアニューギニアの上空を通過。4月には豪州に達するとみられる。その後は下降して北上に転じる。南下中に下降気流によって取り残されたCO2と、戻ってきたC02が次々と押し寄せ、結果として、地球に幾重にも薄い毛布が掛けられていくのが温暖化のイメージといえよう。

 これらの毛布をはぎ取る役目を担う熱帯雨林や海面の活躍も追い付かず、地球は着ぶくれ状態に陥っている。このまま放置すれば、病気が進行して生命の危機を招く。 一人ひとりが上空から届く警告に耳を傾け、地球を迷走させないようにしたいものだ。

(グローカルネイバーフッド代表 後藤浩成)
2002/12/28(土)日本経済新聞(夕刊)「グリーン通信」掲載
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