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◆暮らし映す引っ越しごみ◆

▲引っ越しは家財を整理する好機だが…

 長い人生で一度も引っ越しを経験したことのない人は少ないだろう。住民基本台帳などを基にした計算では、一年間に転居する人は総人口の約5%、約六百十五万人に上る。ざっと20年に一度は引っ越ししていることになる。

 引っ越しは家の中の眠れる家財などを改めて整理するチャンス。必要ないと判断した様々なものを、一時に大量のごみとして捨てることになる。

 2000年秋、京都大学環境保全センターの高月紘教授が、京都市の協力を得て実施した「引っ越しごみ実態調査」によると、 一世帯が一度の引っ越しで出すごみの量は平均432`。全国では年間約100万dにもなり、 一般廃棄物の直接搬入量の約17%に相当する。自治体が手掛けるごみ処理への負担は大きい。

 ごみの中身で目立つのは、ベビー用品やおもちゃ類。使われなくなったワープロや、電池を入れたまま捨てられるゲーム機もあった。食品が詰まったままの冷蔵庫や、下着がぎっしり入った衣類ケースなど、あわただしい引っ越し準備の光景をうかがわせるごみも多かった。

  高月教授は「引っ越しのごみの中には、使いかけのペンキや殺虫剤など有害なものもあった。こうした有害ごみは全体の約一割を占める」と指摘する。

 「ごみは暮らしの鏡」といわれる。必要なものだけを買い、不要になったものはすぐにきちんと処分する――。こんな身の回りのマネジメント術を習得すれば、鏡に映る自分の美しさにうっとりするに違いない。

(グローカルネイバーフッド代表 後藤浩成)
2002/4/20(土)日本経済新聞(夕刊)「グリーン通信」掲載
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