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◆市民がつくったコピー用紙◆

▲エコペーパーを開発した中部リサイクル運動市民の会のメンバー

 オフィスで色づいてきたものがある。コピー用紙の話だ。

 かつては天然パルプから作られ、まぶしいほどの白さが当たり前。白さの表示である白色度は80を超えるものもある。

 昨今は新聞古紙の配合率を高め白色度を70にした再生紙が多く出回ってきた。漂白や脱墨工程が少なくなる分、化学物質やエネルギー投入量を減らしている。

 名古屋市のNPO法人(特定非営利活動法人)「中部リサイクル運動市民の会」は地元の製紙メーカーと共同で新聞古紙100%を原料に白色度を60まで落とした「エコパーパー100」を開発し、販売している。

 白色度70の紙と比べても化学薬品の使用量は半分以上、二酸化炭素なども2割程度削減した。

 価格はA4版で1箱6千枚入って7,900円(送料込み)。月に1千箱ほど売れているという。中でも積極的なのは名古屋市内の新聞販売店だ。約50店が呼応し、新聞の折り込みチラシにこの紙を利用。1カ月に約100箱を使っている。

 市民の会の副理事長でもある伊藤裕さんは「この紙はエコプリントをするための私たちからの社会提案。紙は白色度60でも十分ということを示したい」と語る。

 新聞を含む市中回収古紙は、リサイクル市場で余剰傾向にある。リサイクル業界は海外輸出を大量に行い、古紙の需給調整に努めている。この紙の普及は古紙循環を円滑にする一つの方途でもある。実はこの紙、この会の貴重な活動資金源。色づくオフィスを増やして次の提案に耳を傾けたい。

(グローカルネイバーフッド代表 後藤浩成)
2002/1/22(火)日本経済新聞(夕刊)「グリーン通信」掲載
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