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◆再生紙使った漆器◆

▲漆器文化の回復を期す市中さん

 JR東京駅南口の地下一階に、フランス料理のシェフ、三国清三氏がプロデュースしたレストラン「東京食堂 セントラルミクニズ」がある。

  この中には回転寿司コーナーがあるが、寿司皿は純和風の漆器を使っている。古紙を成型加工し、石川県・輪島塗りの下地を施している。軽くて心地よい感触が従来のプラスチック製とはひと味違う。

 漆器は約1100年前に京都で製造法が確立されたとされる。お椀(わん)や重箱に多く使われ、親しまれてきたが、安くて手軽なプラスチック製品の普及により、日常使う場面が少なくなった。

  このエコ漆器は軽いだけでなく丈夫。しかも、人体に害のない天然塗料を使っている。また、使い込むほどに風合いも増す。何度も塗り直しができ、長く使うことができる。

 企画したのは東京・紀尾井町にある漆器専門店、市中屋の市中洋子さんだ。銘々皿やサラダボウル、お盆などがあり、価格は2,300円から7,500円。素地に古紙を使用することで、従来の木製に比べ価格を3分の1ほどに抑えることができたという。

 市中さんは「生活の基本は食と健康にある。これから漆を使った商品をたくさんの方に使っていただき、優れた伝統を次世代に引き継いでいきたい」と、漆器文化の回復に意欲を燃やしている。

 私たちが自然とつきあう中で培ってきたものには、子々孫々まで暮らしていくための知恵が凝縮されている。このエコ漆器、給食用に使えないかと、幼稚園からの引き合いも出始めた。食器も未来につながるものを選ぶ時代となったようだ。

(グローカルネイバーフッド代表 後藤浩成)
2001/12/4(火)日本経済新聞(夕刊)「グリーン通信」掲載
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